危険なのは芽だけじゃなかった!!青いジャガイモは毒!?

危険なのは芽だけじゃなかった!!青いジャガイモは毒!?

ジャガイモの毒は、主に芽や皮の部分に含まれており、青く変色したジャガイモは特に毒性が高いと言われています。この記事では、ジャガイモの毒について詳しく解説し、安全にジャガイモを食べるための注意点をお伝えします。

1. 知らないと恐ろしい!!ジャガイモの毒で死に至ることも!!

ジャガイモの毒とは、ソラニンというアルカロイドの一種です。ソラニンは、ジャガイモが日光に当たると生成される防御物質であり、主に芽や皮の部分に多く含まれています。ソラニンは青色に反応するため、日光に当たったジャガイモは青く変色します。この青いジャガイモは、毒性が高くなっている可能性があります。

ソラニンの摂取量が多すぎると、中毒症状を引き起こすことがあります。中毒症状には、嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、発熱、震え、めまい、呼吸困難などがあります。重症化すると、昏睡や死亡に至ることもあります。一般的には、体重1kgあたり0.2mg以上のソラニンを摂取すると中毒症状が出ると言われています。例えば、体重60kgの人が中毒になるには、約12mgのソラニンを摂取する必要があります。ジャガイモのソラニン含有量は品種や栽培条件によって異なりますが、平均的には100gあたり約8mg程度です。つまり、体重60kgの人が中毒になるには、約1.5kgのジャガイモを一度に食べる必要があるということです。

しかし、これはあくまで目安であり、個人差や体調などによっても影響されます。また、ジャガイモ以外にもナスやトマトなどのナス科の野菜にもソラニンが含まれており、これらを合わせて食べると摂取量が増える可能性もあります。したがって、ジャガイモの毒を過小評価せずに注意する必要があります。

2. 茹でジャガイモの黒変色は毒?

ジャガイモを茹でた後に放置しておくと、中心部が黒く変色することがあります。これは酸化鉄という物質が原因であり、茹でたジャガイモの中に含まれる鉄分が空気中の酸素と反応して生成されます。この酸化鉄は、ジャガイモの毒とは関係ありませんし、人体にも無害です。ただし、見た目が悪くなるので、美味しく食べるためには、茹でたジャガイモはすぐに冷水に浸すか、冷蔵庫に入れて保存することがおすすめです。

3. ジャガイモの毒について知っておくべきこと

ジャガイモの毒を避けるためには、以下の点に注意することが大切です。

  • ジャガイモは日光に当たらないように暗所で保存する。日光に当たるとソラニンが生成されやすくなります。
  • ジャガイモの芽や皮は必ず剥く。芽や皮にはソラニンが多く含まれています。
  • 青く変色したジャガイモは食べない。青い部分はソラニンが高濃度である可能性があります。
  • ジャガイモを茹でるときは水から入れる。水から入れると、ジャガイモの中のソラニンが水に溶け出して減少します。
  • ジャガイモを茹でた後はすぐに冷水に浸すか、冷蔵庫に入れる。放置すると酸化鉄が生成されて黒変色します。
  • ジャガイモ以外のナス科の野菜も摂り過ぎない。ナスやトマトなどにもソラニンが含まれており、摂取量が増える可能性があります。

4. まとめ

ジャガイモは日本でよく食べられる野菜ですが、実は毒を持っていることを知っておく必要があります。ジャガイモの毒は、主に芽や皮の部分に含まれるソラニンという物質であり、青く変色したジャガイモは特に毒性が高いです。ソラニンを摂り過ぎると中毒症状を引き起こし、重症化すると死亡することもあります。ジャガイモの毒を避けるためには、日光に当たらないように暗所で保存し、目や皮を剥き、青い部分を食べないようにすることが大切です。また、茹でるときは水から入れて水に溶け出させ、茹でた後はすぐに冷水に浸すか冷蔵庫に入れることもおすすめです。ジャガイモ以外のナス科の野菜も摂り過ぎないように注意しましょう。

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